国語辞典ナイト

第17回 三省堂 辞書を編む人が選ぶ「今年の新語2022」選考発表会 meets 国語辞典ナイト(2022.11.30)

例年通り三省堂の「今年の新語」とのコラボ開催となり、第一部が「今年の新語2022」先行発表会、第二部が「国語辞典ナイト」の二本立てで行われた。

ネット検索VS国語辞典

第二部の国語辞典ナイトのテーマは「ネット検索VS国語辞典」。ネットで調べることと辞書で調べることの違いをめぐって、辞書の関係者やマニアの立場からプレゼンが行われた。

飯間浩明は「検索でGo!! なんでもしらべるよ!」と題し、ネット検索の便利さを実演。が、検索結果に出てくる語釈や語源説には怪しげなものも潜んでいる、と指摘した。

西村まさゆきのプレゼンは「知ってる言葉こそ辞書でひいた方がいい説」。「恋」「青春」「非行」「ラップ」などを例に、よく知っているつもりの語でも、ネットより辞書を引くと意外な発見があることを紹介した。

見坊行徳は「そんなにコスパがよわよわになったのか、インターネット」で、一瞬で開ける紙の辞書や辞書アプリの速さ、情報の密度の高さを取り上げ、辞書の強みを強調した。

稲川智樹は「余は如何にして辞書収集家(コレクター)となりし乎」。文学作品や日常の言葉の疑問を調べるにはネットでは足りず、辞書を集める必要に迫られた結果いつしか1000冊にも達したという経緯を語った。

稲川のスライド終盤では、辞書にもネットの情報に負けている部分があると指摘。「辞書もネットも駆使して調べる」「辞書もネットも、もっとがんばる」という方向性が示され、結論的に、使う側は両者のいいとこ取りをし、また提供する側はさらに精度や仕組みを向上させてほしい、という話でまとまった。

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