国語辞典ナイト

第20回 国語辞典ナイト20~今こそ断言しよう!辞書は誰でも作れる!~(2024.09.23)

「ナイト」10年間の歩み

まずはゲストに国立国語研究所准教授・柏野(かしの)和佳子さんをお迎え。柏野さんが関わっている『岩波国語辞典』第8版や『広辞苑』第7版のこと、また柏野さんの指導教官の水谷静夫(1926-2014)のことについて、お話を伺った。

続いて「国語辞典ナイト」のこれまでを振り返る動画とスライドが、見坊行徳によって発表された。今回は2014年に産声を上げた「国語辞典ナイト」の20回目かつ開始から10周年の節目に当たる。過去回のさまざまなテーマや場面を写真で見ながら昔を懐かしんだ。

辞書は誰でも作れる!

続いて、「辞書は誰でも作れる」というテーマに基づき、レギュラーメンバーが関わってきた辞書作りに関するプレゼンが次々とおこなわれた。
西村ひろゆきは、「「北千住国語辞典」とは何か?」を発表。かつて東京の北千住で用例採集を行い、街の人たちが実際に使っていることばを集めて辞書を作ったワークショップを紹介した。
飯間浩明の発表は「類語辞典の欄外を担当した話」。『三省堂類語辞典』(2005)に1400もの名言名句を載せるために奔走したという、辞書の欄外を作り込むための知られざる努力を語った。
稲川智樹は「小舟を編む ~子どもでも、辞書つくれます~」として、小学生のころに編んだ「ドラえもん辞書」「国語の先生の話辞書」や、『広辞苑』にない語を集めた「裏広辞苑」について発表した(上図)。
最後に余興として見坊行徳が、お題に合わせてその場で語釈を書き上げる、という「ライブディファイニング」に挑戦した。

辞書は誰でも作れるので会場にも作ってもらう

さて、今回は「今こそ断言しよう 辞書は誰でも作れる!」というテーマを掲げ、開始早々、客席に向かって「ごはん」「おちゃめ」「アイドル」という3つのお題が発表されていた。客席の皆さんには、壇上でトークが進む間を使って各語の語釈(辞書の説明)を書き、順次投稿していただいた。
投稿された語釈はイベントの最後に発表された。プロ編纂者もうなる力作の数々を会場全体で楽しみ、記念すべき第20回は締めくくられた。

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